R.7年 秋の避難訓練を経て
11月13日に、夜間に2階病棟より火災の発生を想定にした避難訓練を行いました。
15時より非常ベルが鳴り、火災報知器の確認、近くの消化器を持参し初期消火へ急行、患者様の避難誘導・搬送、職員の避難まで少人数かつ短時間で行う必要がありました。
その後、消防隊立ち会いの下、水消化器による消化活動を実際に体験しました。火柱が天井まで上っていない場合に、消火器による消火活動が有効であると伺いました。火元から3~8m離れた地点まで、消化器を持って近づき、手前から箒で掃くように消火を行うことがコツであると教えていただきました。
また、実際の現場では、消火活動をはじめると消火器から粉が噴射され、視界不良となるため、はじめから避難経路を背後に確保したうえで消火活動を行うことが大切であることを学びました。もしも火柱が高く初期消火が有効ではない場合には、無理せず自身の身の安全を第一に避難することも大事だと伺いました。
消防隊が到着してからは、出火元を伝えるときに、病棟の部屋番号など病院関係者にしかわからない伝え方ではなく、“東西南北”で正確に伝える必要があるそうで、病院の案内図に方角を書き足すなど改善点も見つかり、非常に有意義な時間になりました。
いつ何時起こるかわからない非常事態に備えて、このような訓練を定期的に行うことが、本番での冷静な対応に繋がるのではないかと思います。訓練に参加した職員は、積極的に自身の部署内に情報を共有して、全体の防災意識を高めていきたいです。
検査室 楠村 さくら
2025年11月22日