救急医学会学術集会に参加して
第34回福岡救急医学会学術集会が平成27年9月5日に大牟田市において開催されました。ここ大牟田市では、第16回の学術集会が平成9年に大牟田市文化会館で開催され18年ぶりにオームタガーデンホテルで「情報の共有と効率化」というテーマでの開催となり、医師、看護師、救急隊等、多くの方が参加されており口演・ポスターセッション、それぞれ興味深い演題があり他職種と情報共有ができ充実した一日となりました。大牟田市は高齢化率が高い都市であり、生産年齢人口の減少とともに効率の良い救急医療が望まれています。また近年、食習慣の欧米化により高血圧・脂質異常症等の冠危険因子の増加に伴い狭心症や心筋梗塞など救急医療を必要とする患者様も増えています。この度「当院における急性心筋梗塞患者の入院から退院まで」という演題で口演発表の機会を得ることができました。最新鋭の血管造影装置による心臓カテーテル治療や、質の高い社会復帰に向けての生活習慣改善・再発予防への取り組み、急性期から回復期、維持期といった包括的心臓リハビリテーションの重要性等ついて発表することができました。平成25年には新救急棟が増築され循環器疾患を中心に救急搬入数は増加傾向にあります。迅速かつ安全に救急対応ができるよう今後も他職種と連携しながら、より質の高い救急医療の維持・提供ができるよう努めていきたいと思います。
2階病棟 看護師 大城 将人
2015年9月25日