断水の後、今度は水漏れ?
先だってからの断水は、皆様に心配をしていただきました。いつもの日常に戻りましたが、2月24日、2F病棟の廊下の天井から水滴が落ちてきています。
師長の報告で現場を見た私は、「なんで放送用のマイクのところから水がおちるの?」と、設備の担当者にたずねました。よく見ると近くの2部屋のエアコンの周りの天井も色が変わっています。天井を開けてみると、中央配管の暖房用の鉄管から水漏れがしていたとのこと、今は冬場で常時使用していますので、落ちてくる水滴はちょっと熱めです。
家庭も大きな施設も同じように、水系統・電気系統・建築物の痛みが必ずやってきます。当院も築30年近くなって、あちこちと修理しながら長持ちしてくれるようにと願う日々であります。
水関係の担当の業者の方が来て下さり、暖かくなってから取り替えるように、とりあえずは(大動脈瘤のパッチ手術のように)部品で押さえましょうと、部品を調達に行かれて、天井は開けたまま、お湯は床上のボックスににポテポテと落ちる状態でいなくなられました。
「こんな大きな角のあるボックスを床において、いつ修理できるかわからない状態で、危ないじゃない!」と怒った私。男性事務さんたちととりあえずのお湯通路を考えました。厚めのビニールでもお湯がたまったら落ちてきて危ないとのことで、経管栄養セット(ディスポのイリゲーター)に漏斗状にしたクリアファイルを突っ込んで、針金状のハンガーでつりさげてくれました。栄養セットで受けたお湯はチューブの長さが足りないので、看護助手さんが吸引器用のチューブを持ってきてくれて、無事壁に伝ってバケツにためることが出来ました。あくる日に尋ねたら、夜勤者で2回、バケツのお湯を捨ててくれたとのこと、25日の夕方には、業者さんが補修をして、天井もふさがっていました。よかったー!
小規模の病院だからできるとりあえずの処置。思ったのは、患者さんに迷惑をかけないこと、自分たちでできることは何でもしてみる、それは良い経験とそれぞれの経験として力となる!でした。では、また。
看護部長
静子のつぶやき
2016年2月26日