ふれあい看護体験を行って
平成30年7月10日(火)に杉循環器科内科病院にて「ふれあい看護体験」が開催されました。
「ふれあい看護体験」とは、次世代を担う高校生をはじめ、県民の皆さんに「看護職」を知ってもらうため、病院や福祉施設において見学や患者さんの手足を洗うなどの簡単な看護体験、患者さんや看護師との交流などを行うイベントです。「看護の日」「看護週間」の一環として全国的に開催されています。県民の皆さまにとって医療・看護・介護などについて考えるきっかけになることはもちろん、施設関係者にとっても「看護」を見つめ直す良い機会になっています。
全国で実施されている「ふれあい看護体験」ですが、福岡県看護協会では7月に実施されています。当院は今年で3回目の開催で、柳川市の山門高校3年生5名(女性4名、男性1名)の生徒さんが1日看護師の体験をされました。ほとんどの生徒さんが看護の道を志し、看護師として働きたいという方でした。当日は名札を付け、白いシューズを履き白衣を着て看護師に変身した生徒さん達はとても生き生きされていました。
プログラムは施設によって異なりますが、はじめに院長、看護部長より挨拶が行われ。その後、2つのグループに分かれて、検査室、放射線室、リハビリ室、透析室、カテーテル検査室など病院内の見学し、病棟では基礎看護技術の見学や血圧測定、患者さんの足浴・手浴、車椅子移乗、シーツ交換などを行いました。昼食は栄養科より病院食(心臓食)を提供して頂き、生徒さん全員が完食され「とてもおいしかったです」と好評でした。
生徒さんにとって見ること、やること全てが初めての体験であり、驚きもあったようですが、皆さん好奇心旺盛でたくさん質問もあり、患者さんとも触れ合いながら楽しい雰囲気で体験をされていました。
1日という短い時間でしたが、まとめの時間では体験を通して「私も看護師さん達みたいになりたい」「大変そうだけど頑張って看護師になりたい」と前向きな言葉が聞かれ、これまで以上に看護に興味を持ち、看護の道へと進むことへのきっかけや目標を持つ良い機会になったのではないかと感じました。そして、看護の道を目指して下さる人が増え、当院で看護師として働く方が来てくれたらとても嬉しいです。また、今回のふれあい看護体験を通して、若さ溢れる生き生きした生徒さんの目に私達も未来の看護師たちに恥ずかしくないよう頑張らなくては!!と思いました。
今後も、生徒さん達の夢を後押しできるような看護体験を提供できるよう努力していきたいと思います。
ご協力して頂きましたスタッフの方々ありがとうございました。
3階病棟看護師:大城 将人
2018年8月28日