避難訓練に参加して
2019年5月24日(金)に避難訓練が行われました。
患者を誘導したり、ストレッチャーで搬送したりする訓練は何度も他院で経験しましたが、今回の避難訓練では、患者役の立場から、スタッフの動きを間近で観察する事ができ、非常に有意義な経験となりました。また、火元の特定までの時間や患者の搬送方法など様々な課題が見つかり、避難訓練を行う重要性を再確認出来たのではないかと思います。
避難訓練後には、水が入った消火器を用いた消火訓練があり、消火のコツ(火の根元を狙い、手前からほうきで掃くように噴射する事)を学びました。その後、場所を移動し、緊急避難梯子の場所の確認と使用方法の説明を受けました。高所恐怖症の私は、足がすくんで、実際に下りてみることはできませんでした。この緊急避難梯子が生涯使用される事態が起こらないことを祈りつつ、約1時間に及ぶ消火・避難訓練は無事に終了しました。
常日頃から防災への危機意識をもつことは非常に難しいことですが、訓練で出来ない事は、本番でもきっとできないと思います。訓練は本番のように、そして、本番は訓練通りにできることを目標に取り組む必要があると今回の避難訓練を通して改めて感じました。
検査室 野村 渚
2019年6月29日