院長就任挨拶
令和5年5月1日付けで院長に就任致しました大内田昌直です。どうぞよろしくお願い致します。私は福岡県立三池高等学校の卒業であり、昭和62年に久留米大学医学部第三内科(現 心臓・血管内科)に入局しました。奇しくも生まれ育ったこの町で、私が医師になった年に開院した当院で仕事をさせて頂くこととなり、嬉しく懐かしい気持ちと同時に大変身の引き締まる思いです。
当院はこれまで循環器専門の内科病院として地域の救急医療に力を注ぎ、24時間対応可能な心血管インターベンションと血液透析治療を中心に急性期診療に取り組んで参りました。特に、当院の理念である「医学的に正しい医療」のもと、久留米大学病院や大牟田市立病院と人的・診療面においても深い結びつきを保っています。
しかしながら地域に目を向けると少子高齢化の波は既に到来しており、今後は「医師の働き方改革」や「医師専門医制度」など医療を取り巻く環境が大きな転換期を迎える中で新たな取り組みが必要な時代となりました。当院でも迫り来る「心不全パンデミック」に備え、この春より地域包括ケア病棟の運用を本格的に開始致しました。退院までの復帰に向けた医療と看護ケア、福祉サービスや施設入所など退院後の生活がスムーズに進むように支援を進めて参ります。
これからも福岡・大牟田の地域医療に貢献し、理念に掲げた「心あたたまる医療」を実践していく所存でございますので、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
令和5年5月1日
杉循環器科内科病院
院長 大内田 昌直
2023年5月1日