糖尿病管理・指導チームの紹介
糖尿病管理指導チームとは糖尿病患者さんの血糖コントロールや合併症の早期発見を目的に看護師・栄養士・薬剤師・臨床検査技師・事務のコメディカルで結成されたチームで、情報交換や指導用の資料の検討を行い、療養中の患者さんの療養の手助けとなるよう努力しています。
現在、チームでは足のケアについて学び当院スタッフ全員がケアを行えるように準備を行っているところです。
糖尿病について詳しく知らないという方々のために糖尿病とは、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの分泌・感受性が低下し、慢性的に血液中のブドウ糖(血糖値)が高い状態になった時をいいます。
初期には自覚症状がありません。
のどが渇き、水分をたくさんとるようになり、尿の回数が増えます。疲れやすくなり体重が減少する等の症状が現れます。このような症状が現れるときは病気の進行が考えられます。糖尿病の合併症にならないよう早期発見・早期治療が必要です。
糖尿病の合併症とは『三大合併症』 網膜症(視野が狭くなったり、物が見えにくい)、神経障害(手足がしびれる)、腎症(足がむくむ、尿に蛋白がでる)そのほかには、動脈硬化:動脈が肥厚し硬化した状態。狭心症:心臓の筋肉に酸素を供給している冠動脈の異常による一過性に血液の流れが悪くなるため、胸痛・胸部圧迫感などが症状として出現。心筋梗塞(大血管障害):冠動脈の動脈硬化が進行し、冠動脈の先の心筋へ血液が滞り心筋細胞が壊死すること。起立性低血圧・神経痛・腎不全・壊疽等全身に現れます。
糖尿病の患者さんの療養生活が有意義なものになるよう、院内各所にパンフレットを設置しています。お知りになりたいこと、お尋ねになりたいことがある方は、病院スタッフにお気軽にお尋ねください。
看護師副主任 牟田 貴子
2012年9月29日