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2012.4.3 |
腎センターを1床増設しました。 |
当院では血液透析診療を平成元年6月(3床)より開始し約23年が経過しようとしています。平成7年8月に腎センターを増築し、それまで41床(うち病棟1床)にまで増設しました。
平成24年4月からは腎臓内科医師:常勤1名、非常勤3名、看護職:19名、臨床工学技士:5名、看護助手:1名、事務員:1名の体制となりました。当院は久留米大学病院の関連病院であり、また大牟田市立病院をはじめ有明地区の施設と連携を図っています。また、緊急透析、旅行や帰省による受け入れも行っております。近年の動向としては、糖尿病からの腎不全となる方が多く、導入年齢も高齢化しています。ADLの低下、合併症、通院困難や独居生活など介護を含めた社会問題が生じています。そのため、ソーシャルワーカーとともに地域との連携を図っています。当院では訪問看護、また自己にて通院が困難な患者さんのために送迎バスも充実させ、必要時には看護師が付き添いをしています。
血液透析患者さんは、血液中に含まれる老廃物を4〜5時間かけて取り除き、1日置きに治療を継続的に行わなければなりません。透析治療には医師をはじめ看護師、臨床工学技士など多職種が関わるため、チーム医療がとても大切です。当院においても、看護師は透析治療のみならずチームナーシングを導入し患者指導、合併症の予防、フットケアなど、また、臨床工学技士は透析機器を安全に使用できるよう日々取り組んでおります。透析治療には感染対策がとても重要で、感染予防として患者さんはもちろんスタッフを守るため、使い捨て手袋、エプロンの着用を行い、穿刺・回収・処置業務にあたっています。インフルエンザが流行る時期においても、入室前の体温測定や状態確認を行い、ベッド配置や時間枠の変更を行うなどして感染予防に努めております。その結果、当院の透析患者さんのインフルエンザ感染率も低く、みなさん元気に治療をされております。
平成24年3月19日より患者数の増加、また患者さんのライフスタイルに合わせた時間帯に治療ができるよう1床増床になりました
。患者さんが安心して治療が行えるよう安全を第一に考えた対応を心がけています。
医療機器管理室 室長 大塚 紹
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